一言で鳶と言っても、鳶職の仕事はいくつかの専門分野に分かれています。働く会社によっても分野は様々ですので、具体的にまとめてみました。
〜足場鳶〜
高所からの落下防止や防音対策、昇降階段用、催しのステージや舞台の照明用などと、他の職種の人が安全に仕事をできるように足場を組みます。子どもの頃よく遊んだジャングルジムの様なもので、大人のジャングルジムを組み立てるといったところでしょうかね。ちなみにジャニーズなどが行うコンサートのステージを足場で組立てるのも鳶の仕事です。
しかもこの足場、コレにはこう、といった型にハマるマニュアルなどはないため現場を見て、その場ですぐさま自分で考えるそうです。必要な材料を読み、搬入搬出経路、組立解体手順を考えてから、はじめて作業に取りかかることができます。
これを完璧にこなすには、当然かなりの経験が必要。
その場所や建物によって臨機応変に足場を組み替え、解体するときのことも考えながら組まなければならないため、これらを完璧にこなすには、かなりの経験が必要だとのことです。
例えば室内の足場などは使用する材料の大きさによっては、仕上げの壁が出来てしまったら出せなくなるという事態がおきてしまうこともあります。
そしてなんといっても、足場は、同じ場所、同じ用途でも組む人によって、様々な足場ができます。ここではっきりと実力の差がでますね。いかに少ない材料で、そのうえ使いやすく安全な足場を組み上げられるか。
〜橋梁鳶〜
主に高速道路や橋を架ける仕事をする鳶です。野球球場や札幌ドームなどの特殊な鉄骨工事も多く、鉄塔や、ダム工事なども橋梁鳶が行う事が多いです。また現場が全国にまたがり山間部に入ることもあるため、一度現場に入ると長期の出張になることが多いことも特徴です。様々な地域で仕事ができるのは、飽きなくて良いかもしれませんね。そのうえ様々なところに行って仕事ができるというのはある意味旅行気分も味わえるかもしれませね。
〜鉄骨鳶〜
建築現場では最高位にあたるこの作業。大きなクレーンを使い、ビルの基礎となる鉄骨を組立てます。大型現場などでは、タワークレーンを組んだり、工事用エレベータなどを組立てたりもします。
地上より100m以上離れた雲に近い場所での仕事になるため、高いところが苦手な方にはちょっと難しいかもしれませんね。しかし高いところで細い鉄骨の上を渡り歩く姿はまさに忍者!誰もが地上から上空を見上げては「すごいね〜」なんて声を揃えて言っています。
〜重量鳶〜
建築現場では最高位にあたるこの作業。大きなクレーンを使い、ビルの基礎となる鉄骨を組立てます。大型現場などでは、タワークレーンを組んだり、工事用エレベータなどを組立てたりもします。
地上より100m以上離れた雲に近い場所での仕事になるため、高いところが苦手な方にはちょっと難しいかもしれませんね。しかし高いところで細い鉄骨の上を渡り歩く姿はまさに忍者!誰もが地上から上空を見上げては「すごいね〜」なんて声を揃えて言っています。